クリスタルガイザーの硬度は?Phは?水選びに活かしたい豆知識


ひとくちに水と言っても…
「硬水」「軟水」という言葉を耳にする機会がある方も多いと思います。
水には硬度というものがあります。この硬度の高低によって、水の性質や口当たりなどが違ってくるのです。
水は硬度の数値によって硬水・軟水というように種類分けをすることができます。
しかし、水の硬度と言われても「水が硬い・軟らかい」ってどういうこと?と、いまいち納得いかない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、水の硬度についてまとめていきたいと思います。

クリスタルガイザーのpHと硬度は?

日本でも愛飲者が多いクリスタルガイザー。
クリスタルガイザーは、アメリカのカリフォルニア州マウント・シャスタで採水されているミネラルウォーターで、日本では大塚食品が輸入販売しています。
公式サイトによると、クリスタルカイザーのpHは公式サイトでは公表されていませんが7.0〜7.8となっているようです。硬度は公式サイトで公表されており1ℓあたり38mgとなっています。

水のpHとは

水のpHとは、溶液中の水素イオン濃度の量を表す数値です。
学生の頃、理科の時間に「酸性・中性・アルカリ性」というのを習った覚えがある方も多いと思いますが、pHの数値から、その水が酸性か中性か、アルカリ性であるのか、ということを調べます。
pHは0から14までの数値で表します。0寄りなら酸性、7周辺が中性、14に寄りならアルカリ性ということになります。
飲料水水質基準では、水のpHは5.8〜8.6までの数値でなければならないとされています。
クリスタルガイザーは7.0〜7.8ということですから、飲料用として飲んでも問題ないということですね。

水の硬度とは

ところで、水の硬度とはどのようなものなのでしょうか。
水の硬度とは、水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラル分の量を炭酸マグネシウムの量に換算したものです。
水の採水地が違うと水の硬度が変わるのは、水がどのような地層を通ってくるかによって、水に含まれるミネラル分の量が変わってくることに依るのです。
ですから、同じ国から採水された水でも、採水された地域が異なれば硬度も変わってくるというわけです。
硬度によって、水の口当たりや味も変わってくると言われます。硬水は硬く、軟水はまろやかという感想を持つ方が多いようですが、硬水・軟水の中でも産地によって味が違ってくるのだそうです。面白いですね。

世界保健機構(WHO)が出している水の硬度分類は下記のようになっています。

・軟水 → 0〜60 mg/ℓ未満
・中程度の軟水 → 60以上〜120mg/ℓ未満
・硬水 → 120以上〜180mg/ℓ未満
・非常な硬水 → 180mg/ℓ以上

軟水か硬水かを判断する際には、硬度が120 mg/ℓ未満の「中程度の硬水」も軟水に含みます。
各市町村の水道局のホームページ等で家庭に供給されている水の成分が公表されています。参考までに、東京都水道局公表の平成29年度の水道水の成分測定値をチェックしてみると、硬度の数値は62〜65mg/ℓです。
世界保健機構(WHO)の基準に照らし合わせてみると、「中程度の軟水」ということになりますね。
クリスタルガイザーは硬度が38mg/ℓですので、東京の水道水よりもミネラル含有量が少ない軟水であることがわかります。

硬水・軟水それぞれに向いている使い方がある!

硬水・軟水には、それぞれ得意分野があります。
ミネラル分を多く含む硬水は、パスタや肉の煮込みといった洋風の料理に向いていると言われています。また、日常の飲料用よりもスポーツなどで汗を多くかいた後などのほうが適しているかもしれません。汗と一緒に体外へ出てしまったミネラルを補ってくれるのです。
また、コーヒーや中国茶を淹れるのに適していると言われます。
ミネラル分の含有量が少ない軟水は、ご飯を炊く・出汁を取るといった和風の料理や、日本茶、飲料用に向いているとされています。また、緑茶に使うと、旨味を引き出して美味しく淹れることができるようです。

なぜ向き・不向きがあるの?

しかし、なぜ硬水・軟水にはそれぞれ向き・不向きがあるのでしょうか。
和食に軟水・洋食に硬水が良い理由には、ミネラル分を多く含む水は食材の食物繊維にうまく浸透しないことが関係しています。
例えば、出汁を取る時に軟水を使うと、素材から旨味成分をよく引き出してくれるのですが、硬水を使うと旨味成分を十分に引き出すことができず、素材をうまく活かすことができないのです。煮物など柔らかく仕上げたいものも、なかなか柔らかくならないので不向きと言われます。
対して、肉の煮込みやパスタなど、煮崩れさせたくないもの・程よい硬さを保ちたい料理には、硬水が適します。ですから、硬水は洋食に向いているとされるのです。
また、緑茶は、使う水の硬度が高いと香りが抽出されやすくなり、硬度が低いと旨味が抽出されやすくなります。このような理由から、香りが命の中国茶や紅茶は硬水・味わいを楽しむ緑茶は軟水で淹れるとよい
とされているのです。
コーヒーには、硬水が合うと言われています。硬水に含まれるミネラル分が、コーヒーの良さである酸味を引き立て、苦味を和らげてくれる効果があるからです。

よく考えると、ある国・地域で長年親しまれてきた料理は、その国・地域で採れる水・食材を使って作り続けられたわけです。
硬水の産地が多いヨーロッパ圏の洋食には硬水、軟水の地域が多い日本の和食には軟水が適しているというのは、十分つじつまが合う話ではないでしょうか。

クリスタルガイザーは日本人にぴったり?
クリスタルガイザーは軟水です。
ということは、和食を作る時に使ったり、日本茶を淹れるのにぴったりのミネラルウォーターということになりますね。日本で愛されているのは、クリスタルカイザーの硬度がポイントであるとも言えるのではないでしょうか。

まとめ

日本の消費者に長く愛されているクリスタルガイザー。人気の理由の裏には、クリスタルガイザーが日本人の食生活や味覚に合っている軟水のミネラルウォーターであることが大きく関わっているようです。
これからは、ミネラルウォーターを買う時に、ラベルの硬度をチェックして味比べしてみるのも面白いかもしれません。

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