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ストライダーにブレーキがない理由は?ストライダーにブレーキは後付けできる?


ブレーキがない乗り物なんて、危なくないの?

最近、子どもに大人気の乗り物・ストライダー。
ペダルがない子ども用自転車のようなもの、というとわかりやすいでしょうか。
昔は、自転車に乗る年齢になる前の子どもに与える乗り物というと三輪車や補助輪付きの自転車でしたが、今はストライダーを買い与えるご家庭がかなり増えているようです。
ただ、このストライダーにはブレーキが付いていないのです。
このことからストライダーについては「安全面から考えて、子どもに与えて大丈夫なのか」という声もあります。
ブレーキがないストライダー。実際のところどのような乗り物で、子どもにとって良い影響を与えてくれるものなのでしょうか。
今回はストライダーについてまとめていきたいと思います。
 

 

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ストライダーってどんな乗り物?

冒頭にも書きましたが、ストライダーとは「ペダルがない子ども用自転車のようなもの」と説明するとしっくりくるかと思います。
補助輪もスタンドも付いていませんから自立させることができません。
乗っている子どもが自分の足で地面を蹴って前へ進ませる、というのがストライダーの遊び方です。
曲がる時には視線を曲がりたい方に移し、体重移動をします。
また、子ども用自転車と決定的に違うのは、ブレーキが付いていないということです。

 

ストライダーにブレーキがない理由

ブレーキが付いていない、と聞くと、子どもに与えて大丈夫なのだろうかと心配する方も多いのではないでしょうか。
なぜ、ストライダーにはブレーキが付いていないのでしょうか。
メーカーのホームページでは

・幼児にはブレーキを握ってストライダーを止めることができるほどの握力がまだなく、ブレーキが付いていても意味をなさない
・危ないと思った時、幼児は反射的に足で止まろうとする
・ストライダーは車体が約3キロと軽いので、幼児が足で止めることができる

という理由から、ブレーキが付いていないと説明されています。
メーカーで設定しているユーザーの年齢層は2歳から5歳。付いていても機能を発揮できないブレーキで車体を重くするよりも、ブレーキを付けずに車体を軽くしたほうが安全なのではないか。このような考えで、ブレーキのない設計にしてあるようです。

 

 

ストライダーのメリット

ところで、ストライダーを与えることによって、子どもにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
まず、メリットからまとめていきたいと思います。

・軽い
ストライダーの良い点として、軽いということが挙げられます。
補助輪やスタンド、ブレーキ、ペダルが付いていないことで、普通の子ども用自転車よりも車体が軽いため、小さくて力のない子どもでも簡単に扱うことができます。
また、運びやすく車にも楽に載せることができますから、アウトドアやレジャーにも持っていきやすいのもメリットといえるでしょう。

・体の発達を促進する
ストライダーにはペダルがありませんから、地面を足で蹴って進ませることによって子どもの脚力が高くなります。
また、ストライダーにはスタンドが付いていないため、バランスを取って乗らないと車体が倒れてしまいます。
神経を集中してストライダーに乗ることで子どもはバランス感覚や集中力が身につきます。さらには脳の活性化にも有効に働くとされています。

・パンクしない
ストライダーのタイヤは、空気を入れるタイプではなく特殊EVAポリマーを使った特別なものなのでパンク知らず。
自転車よりもメンテナスが楽でうれしいですね。
 

 

ストライダーのデメリット

では、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

・公道で遊べない
ストライダーにはペダルがありません。そのためペダルの動きをタイヤの動きに連動させるための部品・クランクが付いておらず、道路交通法上では遊具扱いになってしまいます。
自転車は「軽車両」という扱いになるので公道を走ることができるのですが、ストライダーは遊戯なので公道を走ることができません。
そうなると、どこで遊ばせるのかが問題となってきます。駐車場などは車との接触の可能性が高く絶対に避けなければならないですし、ストライダーを乗って遊ぶのに適した広さの公園がある場所ばかりではありません。地域によっては、安全に乗ることができる場所を見つけるのが大変かもしれません。

・ブレーキがないので急な坂道で乗るのは危険
平らなところでは、足で蹴った分しか進まないのでスピード面で安心なストライダー。しかし、坂道を下ると、ブレーキが付いていないのでかなりのスピードが出て、子どもが自分の足で止めることができなくなってしまいます。
子どもはスリルが大好きです。スピードに味をしめてしまうと大きな怪我や事故につながるような危ない遊び方をこっそりするようになってしまうかもしれません。坂道では絶対に乗らないよう、大人がしっかり注意して見守る必要があります。

 

まとめ

ストライダーは、自分の足の力で走って楽しむ、ペダルのない子ども用自転車のような乗り物です。
子どもの体の発達を高める効果が期待できるなどのメリットがあります。ただ、自転車と違って公道では乗れない遊具扱いであること、ブレーキがないので坂道などでは使わせないほうが良いといった特徴もあります。
購入前には、ご自宅の周りにストライダーで安全に遊べる場所があるかどうかを確認しておいたほうが良いかもしれません。

 

 

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