卵かけご飯は、早くて3歳頃から安心して食べさせることができます。なぜなら、子供の免疫機能は3歳ごろから発達し始めるからです。
ただし、アレルギーなどのリスクが気になり、何歳から挑戦するべきか不安を感じる方も多いでしょう。
私の子どもも初めて卵白を摂取した際にアレルギー反応が出てしまい、4歳になった今でも体調によっては痒くなることがあり、まだ卵かけご飯は試せていません。
自分自身も何歳から食べさせるか迷っていますが、卵かけご飯は食べ方に気を付ければ手軽な栄養食で、さまざまな嬉しい効果があります。
今回は、卵かけご飯が何歳から食べても大丈夫なのかについて詳しく調査し、お子さんの体調やアレルギーの有無、卵の状態などに気を配るべきポイントも解説します。参考にしてください。
卵かけご飯は何歳からok?答えは3歳になってから!
なるほど、内閣府の公益財団法人日本食品衛生協会によると、卵かけご飯は3歳くらいから食べられるんですね。
ただ、年齢が上がったからといって、アレルギーのリスクが完全に消えるわけではないんですよ。
環境省の調査によると、子どもの小腸は4歳頃に大人と同じ長さに成長し、免疫系についても7〜8歳、あるいはそれ以上かかることがあるんだそうです。
私の子どももちょうど4歳になったばかりで、卵白アレルギーの経験があるので、卵かけご飯は当分控えようかと思っています。
3歳を過ぎたら少しずつ卵かけご飯を食べさせていくのが良さそうですね。やはり子どもの体調を見ながら慎重に進めていくのが大切ですね。
卵かけご飯の危険性と対応策を徹底解説
手軽で美味しい卵かけご飯、しかし食べる際には食中毒やアレルギーなどにも気を付けなければなりません。
私は自身が食物アレルギーを発症していないため、こういった注意が必要なことを初めて知りました。日々学ぶことが多いですね。
食中毒を防ぐためには十分に加熱してから食べることが重要です。生卵の食中毒は殻についているサルモネラ菌が原因で、菌の僅かな存在でも食中毒を引き起こします。サルモネラ菌は75℃以上で1分間加熱することで殺菌できます。卵の汚染率は0.003％であり、適切な取り扱いであれば安心です。
食物アレルギーの中で最も多いのは卵アレルギーです。現代では国民の3人に1人が何らかのアレルギーを抱えており、その中で卵アレルギーの割合は50〜60％にも達します。子どもの食物アレルギーは1歳未満が最も多いですが、一方で子どもから大人まで広い年代で発症しています。
つまり、何歳になってもアレルギーを発症する可能性があることを理解しておくべきです。卵アレルギーの症状には皮膚の赤みや痒み、せきや喉の痛み、喘息、口の周りの腫れや赤み、呼吸困難があります。発症した場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
卵かけご飯の食べ方のポイントは全部で6つ
子どもに卵かけご飯を食べさせる際のポイントは、以下の6つです。食中毒やアレルギーなどに対する不安があるかもしれませんが、これらの注意点を守って安心してトライしてみてください。
サルモネラ菌は殻に付着しているため、ヒビが入っていない卵を使う。
生で食べられることを表示しているため、食べる際は必ず賞味期限内の卵を使用する。
長時間室温に放置すると菌が増えるため、購入後は迅速に冷蔵庫に保管する。
菌が増えやすくなるため、割ったままの状態で放置しない。
卵の殻が混じったりして菌がご飯に付かないよう、ご飯の上に直接割らない。
菌がついている可能性があるため、卵かけご飯に使用した食器や手を十分に洗う。
卵の賞味期限については、生の状態で食べる期限が記載されています。賞味期限を過ぎた卵で卵かけご飯を子どもに与えるのは避けましょう。ただし、賞味期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではなく、加熱調理すれば安全に食べられることが多いです。卵業界の情報によれば、卵の賞味期限は鮮度と安全性を考慮して短めに設定されていることがあり、1週間から10日程度は加熱調理できるとされています。
初めての卵かけご飯を子どもに与える場合は、体調の良い時に始め、量を少しずつ増やしていくと良いでしょう。卵かけご飯を食べさせた後に異常が見られた場合は、原因の特定がしやすいため、体調の良いときに挑戦しましょう。食べさせる際はかかりつけ医の診察時間帯に合わせると、アレルギー反応にも安心です。卵の黄身から始め、少しずつ加熱していくと良いです。アレルギー反応がなければ、徐々に生卵の卵かけご飯に挑戦できます。
卵かけご飯の栄養には嬉しい効果がたくさん
卵かけご飯が食べられるようになると、嬉しい効果がたくさんあります！
お米が必須アミノ酸の「リジン」と「トレオニン」が不足ぎみなのに対し、たまごは全ての必須アミノ酸が必要量を満たしているため、アミノ酸スコアは堂々の100です。日本卵業協会によれば、ご飯にたまごをプラスするとアミノ酸スコア100の抜群のたんぱく源に早変わりします。これにより、「たまごかけごはん」は究極の栄養食と言われています。
日本卵業協会が指摘する卵かけご飯の効果には以下が含まれます：
体にスイッチを入れる: 卵かけご飯と野菜を摂ることで、体を目覚めさせ、仕事や勉強の効率を上げることが期待できます。
朝の消化器官に優しい: 消化器官は朝の状態ではまだ活発に働いていないため、消化・吸収に優れた卵かけご飯は朝食に適しています。
太りにくい体を作る: 卵かけご飯に野菜をプラスすることで、バランスの良い食事を摂り、腹持ちがよく余計なエネルギーを摂取しにくくなります。
これらの効果により、卵かけご飯は朝ご飯に食べることでさらに嬉しい効果を得られるのです。栄養豊富なだけでなく、朝のエネルギーチャージや健康へのプラスが期待できるので、積極的に摂り入れてみる価値がありますね。
